「ベトナムの華人」ワークショップのご案内

東南アジア学会関西例会では、2月に「ベトナムの華人」
について4本の報告からなるワークショップを企画しています。オープンな研究会です
ので、是非参加ください。
なおグエン・ヴァン・チン先生の発表のみ英語(通訳無し)となります。

●日時: 2017年2月25日(土)13:30~18:00(13:00開場)

●場所: 京都大学稲盛財団記念館3階小会議室
(http://www.cseas.kyoto-u.ac.jp/access/)

●プログラム:
発表30分、質疑応答10分
①13:30-14:10 Nguyen Van Chinh(グエン・ヴァン・チン)(ハノイ人文社会国家大
学文化人類学部准教授) The Guest
People in Vietnam: Cases of Ngái,(Chinese) Nùng and Hẹ

②14;10-14:50 伊藤正子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科准教授)
「「わたしたちは華人ではない」-ベトナムの華僑政策と北部農村に住むガイ人の現

史―」

〔10分休憩〕

③15:00-15:40 芹澤知広(奈良大学社会学部教授)
「中国欽州からベトナム、さらにはオーストラリアへの護国観音廟の移動」

④15:40-16:20 伊藤まり子(京都外国語大学非常勤講師)
「華人が去った後で -キン族間コンフリクトにみる『文化』の創造-」

〔10分休憩〕

コメント1 栗原浩英(東京外語大アジア・アフリカ言語文化研究所教授)(16:30-16
:4
5)
コメント2 河合洋尚(民族学博物館准教授)(16:45-17:00)

総合討論 17:00-18:00

●要旨:
【発表者】Nguyen Van Chinh
【タイトル】The Guest People in Vietnam: Cases of Ngái, (Chinese) N 9;ng and H ẹ
【要旨】This talk presents the initial findings based on fieldwork among the ethnic groups of Ngai, Chinese Nung and He, and the ambiguity of ethnic identity of the Guest People (Ngai/Hakka) in Vietnam.

【発表者】伊藤正子
【タイトル】「わたしたちは華人ではない」-ベトナムの華僑政策と北部農村に住む

イ人の現代史―
【要旨】北部山間部省の農村に住む「ガイ」と自称する人たちは、客家語に近い言語

話すものの、「ガイであって客家ではない」と主張する。
しかし、ベトナムの民族分類で少数民族の一つとして存在する「ガイ」ではなく、「

人」として分類されている。この背景を検討するとともに、
かれらの個人史を通じて、20世紀後半、北部の華人系集団がたどった困難な歴史を明

かにする。

【発表者】芹澤知広
【タイトル】中国欽州からベトナム、さらにはオーストラリアへの護国観音廟の移動
【要旨】現在ベトナム北部のクアンニン省に国境を接するのは中国広西チワン族自治

であるが、この地域はかつて広東省の欽州として、
ベトナム側と歴史的・地理的な共通性があった。クアンニン省の市場町にあった「護

観音廟」は、奉じていた中国からの移民集団とともに、
1954年に南部へ移動し、1975年以降には海外へとさらに移動した。各地の護国観音廟

紹介し、この華僑華人グループのエスニシティについて論じる。

【発表者】伊藤まり子
【タイトル】華人が去った後で -キン族間コンフリクトにみる『文化』の創造-
【要旨】中越戦争によって、ベトナムに居住していた多くの華人が移動を余儀なくさ

たことはこれまでも指摘されてきたが、
華人が去った土地の「その後」については、あまり注目されてこなかった。本発表で

、芹澤氏の調査した上記のクアンニン省の市場町を同様に事例として、
バックグランドが異なる複数のキン族集団が、いかに地域の「文化」を創造してきた

か/しようとしているのかについて検討することを試みる。ここでは特に、
仏教寺院建設をめぐる集団間のコンフリクトに着目したい。

日越大学の説明会

ハノイに発足した日越大学の説明会が開かれるとのこと。ベトナムで修士号を取りませんか。
大学のベトナム語FBはhttps://www.facebook.com/vju.edu.vn/


日越大学説明会

11月23日 14:30~16:30 立命館大学朱雀キャンパス多目的室

11月24日 18:00~20:00 JICA 中部セミナールームA

(名古屋市中村区平池町4-60-7)

11月26日 10:00~12:00 早稲田大学早稲田キャンパス3号館

申し込み先 JICA 伊藤さん Ito-Sachiyo.2(a)jica.go.jp

関西で東南アジア史の文献を読む研究会(スロー読書会)開催お知らせ

阪大でこういう読書会が始まっている。

【日時・場所】
■2016年11月12日(土)13:00-17:30
■大阪大学豊中キャンパス文法経本館4階 461講義室
(文学・経済・法学研究科が入っているコの字型建物の南側,図書館の反対側)

キャンパスマップ
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/files/All.pdf

【内容】
■報告
Lieberman "Strange Paralles" 第1巻第1章 Introduction 1. 導入(pp.1-6)
2. 先行研究(pp.6-23)
3. メイン部分(pp.23-66)
①「領域の変遷」「中央集権化」(p.23-37)
②「文化統合」「経済」(p.37-54)
③「政治と文化」「戦争」「経済と文化」(p.54-66)
4. ユーラシア部分(p.66-84)

■ビジネスミーティング
会の名称を話し合います。

ロヒンギャ難民に関する講演会

EUインスティテュート関西主催
公開講義

どなたでも参加できます。

Dr. リンゼー・ブラック
OSIPP特任准教授(ライデン大学助教)
「レトリックと責任ー2015年のロヒンギャ難民危機における傍観者としての日本」

11月16日(水)5限目(16:20-17:50)
国際公共政策研究科3階マルチメディア演習室

(講演は英語で行われます)

2015年、ミャンマーとバングラデシュのロヒンギャ人数万人が、祖国の弾圧から逃れるため、わずかばかりの食料を積み、ぎりぎりの装備しかない船に乗って航海に出た。弾圧は、ロンドンのクイーン・メアリー大学の国際的国家犯罪イニシアティブによればジェノサイドに該当するほどのものだった。国際社会が対応を怠っている間に、あてどない航海に身をゆだねたロヒンギャ人たちは人身取引のブローカーや犯罪集団の犠牲者となってしまった。その後徐々に、アジア諸国及び世界各国はロヒンギャ難民を受け入れ、危機を終わらせることに合意した。一方日本政府はというと、危機の間沈黙を保ち、地域の大国として期待される責任を果たそうとも、また自ら主張する人間の安全保障のレトリックにコミットしようともしなかった。
 難民危機が発生したとき日本政府が傍観者的態度をとるというのは、珍しいことではない。しばしば日本は難民政策については非難を受けてきた。なぜ日本政府がロヒンギャ難民危機において腰が重いのか。それを説明するには、いかに歴史的な要因が日本の対ミャンマー政策に影響を及ぼしてきたかを検討する必要がある。とくに第二次大戦中の日本のビルマ占領は、日本・ミャンマー関係に消すことのできない制約を課してきた。また、日本の政策担当者たちは、日本は戦後、先進民主国となった歴史をもつ国として、ミャンマーと国際社会の橋渡し役となり、ミャンマーに繁栄せるリベラル国家となる道を教える役割を果たすのだと説明してきた。
本講義では、ポスト構造主義的アプローチを用いて、日本が2015年のロヒンギャ難民危機にちゃんと対応し切れていない事実は、日本の外交政策のディスコースの内在的な不安定性を示すものであり、日本は価値を唱道はしていても必ずしも実行する用意があるわけではないということを意味していることを論じたい。

問合せ先:
松野明久(国際公共政策研究科)
Email: matsuno(a)osipp.osaka-u.ac.jp
Tel. 06-6850-5646

東南アジア考古学会大会

とても行きたいんだけど。。。

【東南アジア考古学会2016年度大会】
東南アジア考古学会2016年大会「東南アジアの陶磁器」
主催:東南アジア考古学会
詳細は学会HP:http://www.jssaa.jp/index.html

開催日時:2016年11月27日(日)
会場:鶴見大学会館2階サブホール
交通:JR京浜東北線「鶴見駅」または京浜急行線「京急鶴見駅」下車徒歩/「鶴見大学会館」は大学キャンパス内ではなく「鶴見駅」そばにあります。
鶴見大学HP:アクセス http://www.tsurumi-u.ac.jp/about/accessmap/

[プログラム]
午前の部 /司会:坂井 隆(大会委員)
09:45 開場
10:15 開会挨拶  東南アジア考古学会 会長 田中 和彦(鶴見大学)
10:20-11:20 基調講演  「東南アジアの施釉陶磁器」
佐々木 達夫 先生(金沢大学名誉教授)
11:20-12:00 発表 「マニラ・ガレオン貿易で運ばれた東洋陶磁」野上 建紀(長崎大学)
12:00-13:00 昼食 / 13:00-13:25 会員総会
午後の部 /司会:久保 真紀子(大会委員)
13:30-14:10 発表 「ベトナム中部の陶器生産と編年:17-19世紀を中心として」菊池 百里子(大学共同利用機関法人人間文化研究機構)、菊池 誠一(昭和女子大学)
14:10-14:50 発表 「カンボジアの陶磁器」田畑 幸嗣(早稲田大学)
14:50-15:30 発表 「ミャンマー・モン州の窯跡踏査及びベンガル発見の施釉タイル」坂井 隆(国立台湾大学)
15:50-16:50 総合討論 /司会:田中 和彦
16:50 閉会挨拶  東南アジア考古学会 副会長 山形 眞理子(金沢大学)
*基調講演及び各発表の要旨は学会HPからPDFをダウンロードしてご覧ください。
*資料代200円(会員以外の方)

ベトナムの原発建設中止へ

新幹線建設の中止に続く快挙。

「止められない日本」の政治家・官僚も国民も、爪の垢を煎じて飲むべし。
プロフィール

ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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