スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

東南アジア海域と東北アジア海域

これもずいぶん延び延びになっていたのだが、2004年(沖縄)と2006年(長崎)で、阪大の21世紀COEプログラムとシンガポール国立大学アジア研究所(ARI。当時の所長がアンソニー・リード先生)の共催というかたちでおこなわれたシンポの報告をもとにした論文集が、シンガポールの東南アジア研究所(ISEAS)から出た。
img912.jpg  img913.jpg  img914.jpg

2008年に出た『海域アジア史研究入門』と同じく、中世~近世の東南アジアと東北アジアをつないで考えるという枠組みで、また英語圏の学者と、東アジアなど「英語であまり書かない」人々を結びつけることをねらったものである。劉先生のテーマである漂流民送還などは、英語圏ではほとんど知られていないテーマだったと思う。私と蓮田氏が書いた総論的な時代区分の論文は、これまた『海域アジア史研究入門』と同様、陸を無視した「なんでも海域」という発想には反対して、両者の相互作用を論じようとしている。

まず、向こう見ずな計画に賛同し、出版まで多大な尽力をしてくださったリード先生にお礼を申しあげねばならない。
編集実務は、藤田加代子さんとシンガポールのGeoff Wade氏がほとんどやってくれた。元のワークショップの責任者だったというだけで「編集」に名を連ねてしまった私としては、感謝にたえない。
また、上の2つのワークショップに参加した「もともと英語が得意ではない」中堅・若手の中から、その後「悪乗りして」どんどん英語で発表するようになった山内晋次さんや蓮田隆志君、向正樹君のような人々が出てきたのは、ちょっぴり自慢に思う点である。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセス・カウンター
あなたは
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。