憲法

毎日朝刊の長谷部恭男東大教授の意見
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130713ddm001010038000c.html

 社会全体として統一的な決定が必要な場合に、どのような手続きを経て決めるべきかのルールは憲法に定められている。同時に、多数決で統一的に決めてはいけないこともあるということも憲法には書いてある。それぞれの人の生き方や根本的な信念がいかにあるべきかということについては、社会全体として多数決で決めないということだ。

 なぜかというと、そんなことを多数決で決めると社会に深い亀裂を生むからだ。自分の生き方や世界観を人に押しつけたいというのは、人間の自然な情だ。しかし、それをそのまま押し通そうとすると戦争になる。誰もが自分が正しいと思うことを真剣に遂行しようとすれば、人間らしい、安全で安定した公平な社会生活は成り立たない。

 社会全体で統一的に決定できることには限界がある。残りは各人が自分の考えに従って自由に生きる。それが公私を区分する現憲法の基本原理だ。


 そう、このことを考えない(認めない)改憲論はまずい。

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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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