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神戸のベトナム寺院訪問

今日は、大阪と兵庫の日越友好協会などの企画で、神戸市長田区(地下鉄苅藻駅近く)のベトナム寺院「和楽寺(chùa Hòa Lạc)」を訪問。留学生などベトナム人も数人参加した。
P1000751.jpg 。P1000752.jpg P1000753.jpg P1000755.jpg 

2Fの本堂でお話をうかがう。仏像や調度品は、ベトナムの仏教中心であるフエからすべて運んだということだ。
まだ若いお坊様のP師はフエ出身、ニャチャンで高校を卒業しサイゴンの仏教学院で勉強、7年前に来日し現在は龍谷大学大学院で仏教研究をしながら週末はこのお寺に来ている、2009年から縁があってこの地域の信徒とかかわっているが、お寺の完成は2012年、ここは手狭なので、現在は姫路に2番目の寺院を建てる準備中、というお話だった。自分は漢訳仏典からの重訳で中身に問題の多いベトナム仏典を、サンスクリット語原典とつきあわせて校訂する研究に打ち込むつもりだったが、日本で育ってベトナム語やベトナム文化を身につけられない子供たち、日本で死んだら霊魂はどこに行くのかと心配する年配の人たち、そういう人たちの助けになればとお寺の世話を引き受けたというお話に、一同感心。長田区のベトナム人というと、カトリック鷹取教会が有名だが、コミュニティの核としてのお寺の役割をはっきり示しているお話だった。
もともと2棟の古い家をくっつけてこのお寺に改造したということだったが、テトや花祭り、お盆には200人以上の信徒が集まるとかで、それは手狭だろう。

そうそう、お寺の名前のチュア・アンラック(和楽寺)は、「和」「楽」という文字通りの仏教の理想だけでなく、大和(日本)の「和」とベトナム人をあらわす「ラック」という意味も考えて命名したとのことだった。
(注)古代ベトナムにアウラック(Âu Lạc欧狢、欧雒)という国があったとされ、ベトナム人(キン族)はその子孫と考えられている。ベトナム人は漢字より先に発音で考えるので、「狢(雒)」と同じ音の「楽」の字を使おうと考えたのだろう。

お話をうかがったあとは、1Fの広間でで信徒の皆さんが作ってくれた精進料理をいただく。
95年に鷹取教会のあたりに行っているのだが、信徒の世話係の女性は、そのとき私を見たといっていた。

P1000761.jpg
信徒代表のおじさんはもとベトナム料理屋をやっていたとかで、とてもおいしかった。キノコや豆腐が入ったスープがとくにすばらしかった。ほかに揚げ春巻き、生春巻き、バインセオ(米粉のお好み焼き)、ブンジエウ(本来はすりつぶしたカニのペーストを入れた、トマト味の汁ビーフン)、食後のチェー(ぜんざい)とフルーツなどいただいて超満腹。

(注)こういうところで書くのもなんだが、再三書いてきたように、「ベトナムの麺類といえばフォー」というのは間違いである。街の店でも路上でも家庭のパーティでも、汁麺、つけ麺、料理の付け合わせ、生春巻きに入れるなどなど、実に多彩なやりかたでブン(生麺として食べるのが基本のベトナム式ビーフン)を食べる。雲南省、タイやビルマにも同じタイプのビーフン--雲南省の「米線」が有名--があり、福建省~台湾のビーフンとはまた違った味わいが楽しめる。
P1000764.jpg

昨年暮れのフエや正月のバンメトートの店で食べた精進料理もおいしかったが、今日のも満足。
思わず「これでビールがあれば」などと不心得なことを考えてしまった。

お坊様と信徒の皆さん、有り難うございました。





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Re: No title

すみません。和楽寺のベトナム語の綴り(chua Hoa Lac)を書いておけばよかったですね。FBがあります。
https://www.facebook.com/bukkyovn.kansai
そこにお寺のメールアドレス(chuahoalac@gmail.com)や電話番号も書いてありますので直接お問い合わせください。いちおう日本語も通じるはずです。
ご覧いただいた記事の料理はお寺で法事のために作ったものです。レストランは神戸市内にも何軒かありますよね。いろいろ行ってみてください。
> はじめまして。ブログを拝見してお寺とレストランに伺いたいと思っているのですがweb上に情報がまったくありません。所在地等教えて頂けますでしょうか。お願い致します。
プロフィール

ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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