灰吹き法もヨーロッパの技術?

下の記事で書くのを忘れた。
ヨーロッパから灰吹き法が伝わって日本の銀生産が急増したという答案も数点見られた。
銀と鉛を混ぜてから融点の差を利用して分離する灰吹き法は、朝鮮半島から伝わった中国系技術(アメリカで使われた水銀アマルガムを利用する技術とは別)だと講義中に説明したし、講義で使用している教科書にも灰吹き法は朝鮮伝来の製錬技術と書いてある。

小テストの問題は、最初に全部配ったプリントに書いてあるから、その場で問題を見てあわてて誤答するというのではない。とはいえきちんと準備などしてこない学生が、「ヨーロッパ=先進技術」という思い込みをもとに咄嗟に書いたのだろうが、困ったものだ。

脱線だが、先日通算2000本安打を達成したドラゴンズの谷繁元信が、若い頃野球をなめていて監督に怒られ、一時試合で使ってもらえなくなったというのは、たとえて言えばこういうところで「ものを考えない」態度をとっていたということだと思われる。

リレー講義「平和の探求」のレポートでも、課題を誤解して書いたレポートがけっこうある。「「格差社会」がなぜ戦争や対外侵略につながりやすいのか、歴史上の例をあげて説明せよ」という課題に対し、「格差」でなく「差別」について論じたものがいくつもあったのは、ちょっとがっかりした。
やはり若者の日本語力が低下しているのだろうか? 
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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