スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

歴研大会(その3~爆弾発言?)

1つ書くのを忘れていた。
海域アジア史研究会など大阪では散々言ってきたことだが、今回も谷本さんの報告に対して、申し訳ないと思いながら言ってしまった。
それは、「江戸時代の和文の史料を原文のまま引かれても我々は読めない」ということである。古代史や中世史で日本漢文に返り点だけ打ったような引用法も同じである。

これは日本史の人にはまじめに考えてもらわねば困る。その優先度は、英語での発信などよりずっと高い。
なにも日本史の学会でそれをしろと言っているのではない。日本史以外の研究者と本格的な討論をするためには、史料は訳出するべきだろう(必要なら原文と併記すればよい)。

ちなみに「漢文東洋史」の雑誌では、ずいぶん前から最低でも書き下し、できれば「訳+テンマルを打った原文」を掲げるのが通例となっている。

今回のコメントで、いちばん大事だと私が考えたのは、「主語」よりこちらの問題である。
日本史の若手の皆さんは、「概説」でない「専門論文」や「学会発表」でも、必要な場合には史料を訳出するという練習を、ぜひしてほしい。それは実は、日本史を世界史のなかに位置づけるかなり決定的な第一歩になるはずである。


関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセス・カウンター
あなたは
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。