大ベトナム展と九博
九博は、2006年秋にCOEプログラムでシンガポール国立大のアジア研究所と組んで開催した長崎ワークショップに行く途中に、アンソニー・リード先生たちと訪ねて依頼、二度目だった。

今回は大ベトナム展だということで、レストランでもベトナム料理を売っていたが、残念ながら食べる機会がなかった。
アジアとの交流をメインテーマにした常設展もとてもいいのだが、今回別の企画展としてやっていた佐賀藩の武雄領の幕末の蘭学・洋式軍隊建設と、17世紀の陶磁器生産(「古武雄」)の展示がとても面白かった。
白化粧をした緑釉、褐彩などが特徴的な17世紀の「古武雄」は、最近東南アジア各地でつぎつぎ発見されているそうだ。また蘭学の方では、以前に佐賀市の展示館でも見たが、鍋島藩が全域を直轄化できず、支藩や一族の領地がいろいろ入り組んでいたことがわかって興味深い。つまり権力の「近世化」がじゅうぶん達成されていないところで、幕末に急速な技術的近代化がおこったらしい。「とっても東南アジア」な気がして親近感がわいてくる。



今回は大ベトナム展だということで、レストランでもベトナム料理を売っていたが、残念ながら食べる機会がなかった。
アジアとの交流をメインテーマにした常設展もとてもいいのだが、今回別の企画展としてやっていた佐賀藩の武雄領の幕末の蘭学・洋式軍隊建設と、17世紀の陶磁器生産(「古武雄」)の展示がとても面白かった。
白化粧をした緑釉、褐彩などが特徴的な17世紀の「古武雄」は、最近東南アジア各地でつぎつぎ発見されているそうだ。また蘭学の方では、以前に佐賀市の展示館でも見たが、鍋島藩が全域を直轄化できず、支藩や一族の領地がいろいろ入り組んでいたことがわかって興味深い。つまり権力の「近世化」がじゅうぶん達成されていないところで、幕末に急速な技術的近代化がおこったらしい。「とっても東南アジア」な気がして親近感がわいてくる。
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