桜井先生追悼会in東京
フェイスブックなどですでに記事・写真をアップした方が少なくないだろう。土曜日に神田の学士会館で桜井由躬雄先生の追悼会が開かれた。300人ほどの参加で、ホールがいっぱいになった。

子供のころの写真、高校で柔道部にも入っていたことなど、私も初めて見聞きすることがらが、いくつかあった。
私は桜井由躬雄先生をきびしく批判したり、失礼な反逆をしたことが多々あった人間だが、世界史教科書(東京書籍版)を含め、先駆的な仕事が多かったことは否定すべくもない。自分の信じる研究者人生を、精一杯駆け抜けた桜井先生であった。

タイ国日本人会の会報への連載が終わったばかりだった自伝を、めこんの桑原さんがこの追悼会に間に合わせて出版してくださった。
今週金曜日には京大で、「偲ぶ会in京都」が開かれる(2時から東南アジア研究所が入っている稲盛記念会館で)。そちらは研究会「歴史地域学から見た東南アジア研究の未来-桜井由躬雄先生を偲ぶ-」としておこなわれ、桃木至朗・岡本弘道・柳澤雅之・高谷好一の4人が、歴史学と地域研究の立場から、それぞれ「桜井学」を論評することになっている。私はおもに、1970~80年代のベトナム史と、東洋史学界における東南アジア史の市民権獲得、それに若手育成やベトナムとの学術交流に関する功績について話すつもりである。このほかにも、よりspecificなベトナム村落研究、東南アジア史などについて専門性の高い研究会を別途開こうというような話が、学士会館その他で出ていた。当然必要だろう。

子供のころの写真、高校で柔道部にも入っていたことなど、私も初めて見聞きすることがらが、いくつかあった。
私は桜井由躬雄先生をきびしく批判したり、失礼な反逆をしたことが多々あった人間だが、世界史教科書(東京書籍版)を含め、先駆的な仕事が多かったことは否定すべくもない。自分の信じる研究者人生を、精一杯駆け抜けた桜井先生であった。

タイ国日本人会の会報への連載が終わったばかりだった自伝を、めこんの桑原さんがこの追悼会に間に合わせて出版してくださった。
今週金曜日には京大で、「偲ぶ会in京都」が開かれる(2時から東南アジア研究所が入っている稲盛記念会館で)。そちらは研究会「歴史地域学から見た東南アジア研究の未来-桜井由躬雄先生を偲ぶ-」としておこなわれ、桃木至朗・岡本弘道・柳澤雅之・高谷好一の4人が、歴史学と地域研究の立場から、それぞれ「桜井学」を論評することになっている。私はおもに、1970~80年代のベトナム史と、東洋史学界における東南アジア史の市民権獲得、それに若手育成やベトナムとの学術交流に関する功績について話すつもりである。このほかにも、よりspecificなベトナム村落研究、東南アジア史などについて専門性の高い研究会を別途開こうというような話が、学士会館その他で出ていた。当然必要だろう。
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