ベトナム人と結婚した日本人


昨夜、偶然ベトナム好きの間で話題に出た。日越国交40周年記念の話題にもなるので、紹介しておこう(上の本は、 2000年に共同通信社から刊行されたもの)。

アジア太平洋戦争中の日本は、東南アジア諸国からの留学生を積極的に受け入れていた(たとえばWikipediaの「南方特別留学生」の項目参照)。
九州帝国大学農学部にベトナムから来たルン・ディン・クアさんと結婚したのがこの本の著者の中村信子さん。夫の帰国(最初は抗仏戦争中の解放区に帰国した)に同行し、長くベトナムで暮らした。クアさんは北ベトナム側の農業専門家として活躍した人で、クアさんが品種改良したDua lêというウリを、かつてはハノイの市場でよく見かけたものだ。また信子さんは「ベトナムの声」放送局の日本語短波放送のアナウンスをしており、1975年4月30日にサイゴン解放のニュースを伝えたそうだ。テレビ西日本で彼女のことを紹介する番組がかつてあったらしい。

「ベトナムといえばベトナム戦争だけ」でも「ベトナムといえばベトナム料理だけ」でもなく、こういういろいろな交流のかたちがあることが、もう少し理解されるといいのだが(4月14日に日越友好協会大阪府連事務所で、そのころの映像など見ながらベトナムについて話す会があるそうだ)。



関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセス・カウンター
あなたは
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR