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阿波踊りの国際発信

毎日新聞の朝刊コラムからもう1件、仏フィガロ紙の東京特派員でジャーナリスト兼イベント・プロデューサー、日本に15年住んでいるというレジス・アルノーさんという人の寄稿が面白かった。

あるとき全く知らない白紙の状態で阿波踊りを見て、これはリオのカーニバルに劣らない音楽イベントだと感動したそうだ。

しかし同時に、「阿波踊りは日本の弱さのシンボルでもある」とアルノー氏は書く。アルノーさん自身だけでなく、「フランスではよほどの知日家でも阿波踊りを知っている人は少ない」「海外での阿波踊りの知名度の低さは、そのまま日本という国の発進力の弱さを象徴している」のだそうだ。

ありがちなストーリーで眉につばをつけたくなる気がしないでもない。が、しかし私が日本国内やベトナムで会ったような(日本の)「国際交流」の担当者たちの貧困な発想からすれば、世界の若者のマンガ・アニメを通じた日本理解は別として、日本側が公式に発信するのはいつまでたっても「富士山、桜に紅葉」「お茶とお花」「寿司に天ぷら」という世界から出ないような気はする。それでは、一部の日本専門家を除き、地方ごとの多様な文化が広く知られることは期待できないだろう。

これを変えたかったら、小学校で不十分な英語教育などしても無意味で、外国語大学(の英語以外の各言語の専攻)に日本のトップレベルの高校生がすすんで入学し、しかもそこで日本の社会・文化に関する最先端の勉強ができるような仕組みを作る必要がある。あるいは、高校でそれに対応した進路指導をする必要がある。
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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