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冷たいご飯の高級弁当という失礼

先日ある大学で、来訪した中国・韓国の偉い先生に、昼食として高級な弁当だがご飯は冷たいものを出したところのに出くわした。他の大学や機関でも、同じパターンは何度も見た。今回の中国や韓国の先生は、日本に慣れているのでなんとも言わなかったが、中国・韓国・ベトナムなどのお客さんを怒らせかねないのがこの、冷たいご飯の弁当である。

日本でも「冷や飯食らい」といえば悪い意味だが、中国や韓国・ベトナムでお客さんを歓迎するのに冷たいご飯を食べさせるということは、寿司などの特殊なメニューでない限り、ありえないはずだ。冷えた飯を食べるのは、地位の低い人、貧しい人や遠出などでやむをえない場合だけである。このことは私はずいぶん何度もしゃべったり書いたりしてきた。旅行ガイドや新聞のコラムで見たことも何度もあるし、先日の昼食でも、「これはまずいのでは」と指摘した日本人参加者があった。

どちらが正しいとかいう問題ではなく、この点で日本の文化は東アジアの例外なのである。東アジアの相互理解を本気で言うなら、小学校の社会科の時間で必須項目として教えるぐらいのことをしてもいいと私は思う。
しかしこのことは、一向に日本人の常識にはならない。今日もベトナムとの交流をしている人たちが集まったところでその話しをしたが、みんな「意外、初めて聞いた」という反応だった。関心のないことを一度二度聞いても、頭に入らないのだろう。一度、ベトナムの偉いさんと示し合わせて、わざと怒ってもらおうか。

ついでにもう一点、私が少なくとも数十回しゃべってきたことに、「箸だけでご飯を食べるのは日本人だけだ」というのもある。中国人、韓国人、ベトナム人はいずれも、箸とスプーンないし「れんげ」を使って食事をする。だから食事に箸だけ添えて出すのも嫌味になるかもしれない。これまたどちらが正しいという問題ではないが、「日本の常識」になるべき事柄ではないか。
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プロフィール

ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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