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中国的指導者としてのリー・クワンユー

今日は府立大のSさん、法学研究家のFさん、九州のYさんなど、初参加者がいろいろ来てくれて、それぞれ意味のあるコメントをしてくれた(お互いの間にいろんなつながりがあることがわかったのも面白かった)。

飲み会の席での話題で、リー・クアンユーがきわめて中国的指導者だという話が出た。
ケンブリッジの優等生(=科挙のトップ合格者)で、多元主義など認めずに自分が全人民を直接代表し、その福祉を保証しようととする。ついでに例外的清潔さを誇る(街が清潔なのは有名だが、賄賂がいらない華人社会という珍しいものもリー・クワンユーが作った)。ただリー・クアンユーは、みんなが平等な社会とはほど遠く、「人間8割が遺伝、環境は2割」と言って高学歴の母親の出産に手当を出し、低学歴の親には避妊手術に補助金を出すようなことを堂々と命じる指導者である。夫婦ともケンブリッジの法学部で一番とかいう人々に「遺伝が8割」と言われれば、はいそうですかとへこむしかない。

中国の史書で地方官や軍人を褒める際に、「秋毫も犯さず」という表現がある。(みんながやっているがその人だけは)民から少しもむしり取らなかった、といった意味である。リー・クアンユーにぴったりな気がする。
リー・クアンユーのシンガポールは、経済成長を含めて、中国人が小さな社会を統治するとこういうことができるという見本であろう。

このネタは、昔ホー・チ・ミンの話とセットで教養の授業で話し、とても人気があったものである。
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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