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プロ野球と高校野球

労組プロ野球選手会の新井会長が退任の会見で、元プロ野球選手が高校野球の指導をすることに対する高野連の制限の緩和が進まないことに対して、いらだちを表明したそうだ。
たしかに、一般人なら教員免許がなくても高校野球の監督になれるのに、元プロ選手だけ教員免許と教育歴を要求するのは差別だろう。プロ経験者の指導が制限されているのは技量の向上の点でも損失だし、プロで成功しなかった選手が「レッスンプロ」になる道が狭いのは、そのスポーツの人材の循環にとって有益ではなかろう。

ただし背景として必ず説明されるように、かつての強引な引き抜きの後遺症があるのも事実だ。伝説の剛球投手尾崎行雄は高校中退で入団した。大学中退や社会人からの強引な引き抜きもたくさんあった。「あなた買います」という映画はかつて有名だった。おまけに現在でも在学中にカネを渡したり、契約時に公表額以上に支払うことが続いているのだろう。「教育に有害だ」と反発されるのも無理からぬところがある。

となるとこれは、選手会でなくプロ野球機構が表に出るべき問題だろう。
これは要するにアジア諸国に対する「戦争責任+歴史認識」の問題と似ている。
組織としてかつての強引な引き抜きなどに明確な反省を表明し、現在の裏金なども根絶を約束する。
そのうえで、きれいごとを墨守する高校側の保守性に対してはきっちり批判して、制限緩和をしっかり交渉する。

現在のコミッショナーと各球団経営者のうち、こういう考えをもちしっかり交渉できる人材がどれだけいるかはきわめて心許ないが、大谷投手を口説いたファイターズのGMと監督のような人も出てきているのだから、不可能ではないだろう。


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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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