フィリピン近現代史のなかの日本人

早瀬晋三さんが、ブログ書評で自著(東大出版会刊)を紹介している。われわれの世代の東南アジア史研究者のなかでは圧倒的な多作である。
http://booklog.kinokuniya.co.jp/hayase/archives/2012/10/post_272.html

本書の特徴のひとつは、「一言でいえば、「近代文献史学を超えるための現代の歴史学」ということになるだろう」。
カッコイイ。

最後の一段は、
 これで、フィリピン研究を「卒業」するつもりでいる。「卒業」は引退ではなく、新たな出発である。フィリピン研究だけをやっていると、日本で発行されたフィリピン関係の本は全部読んでいなければならない、最新のフィリピン研究を把握するためにフィリピンに足繁く通い本を買ってこなければならない、というような「強迫観念」がつきまとった。結果として、視野が狭くなり萎縮して、学び発展しようという意識が薄らいできていたような気がする。フィリピンにこだわらなくなることで、新たな問題意識ができたり、フィリピンだけでは解決し得なかった問題の糸口が見つかるかもしれない。そう期待して、「つぎ」へ進みたい。

まったく同感である。
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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