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日本的パターンの弱点

昨日、高校教科書の編集体制の弱点について書いたことの補足。
拙著『わかる歴史・面白い歴史・役に立つ歴史』で書いたことだが、ここにアジア太平洋戦争でも示された、日本的パターンの2つの弱点が象徴されている。

1)長期的かつ複雑な戦いにたえない不十分な兵站ないし支援体制(ロジスティック)。
 大学も同じで、要員・予算・日数が不十分だから、入試では採点の簡単な暗記問題しか出題できないし、教育・研究も決まったパターンでしかおこなえない。

2)小規模な組織による(おそるべき精強さをもつ場合もあるが)ワンパターン・横並びの戦い方。
 大学文学部の各専攻がその典型。自己の領域をすべてカバーするにはほど遠い小さな規模の専攻が群立し、どれもが「メジャー」で「無難な」領域のみをカバーする。東南アジアやアフリカなどの「聞いたことのない新しい相手」にはまともに対応できないし、「英米モデルの押しつけ」のような強大な敵に対しては、「分散の利を生かした多様なゲリラ戦」ができずに、絵に描いたような「各個撃破」の対象になる。

日本のマスコミも同様の弱点をもつことは、大事件やオリンピックの報道を見れば明らかだろう。
ものすごい数の会社が記者を派遣するが、どれも似たり寄ったりの低レベルな取材しかできない。数が少なければ低レベルも仕方ないが、低レベルで数が多いというのは、取材される側にとって最悪であること、これは小学生にもわかる理屈である。

本人たちの性格が申し分なかったとは思えないが、清原和博も野茂英雄もイチローも、サッカーの中田英寿も(例が古い?)、みんなマスコミに素直に応対できなくなったのは当然だろう。
 
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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