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用語集で気づいたこと(2)

・すごく一般的な事項でも、全教科書に載っているとは限らない。頻度9とか10の項目も多い。たとえば中国南朝は宋だけ頻度11で残りは10。なにが違うのだろう?

・用語集には「アケメネス朝」の前に「イラン」「ペルシア人」の項目がある。他にも、国名・王朝名と区別して地域名や民族名を立項してるものが多く、それが項目数を大幅に増やしている。もちろん多くの教科書がそうなっているからだが、まず日本という地域がありそこに日本人が日本という国を建てるというのと同じ種類のこうした記述は、今日では「絵に描いたような国民国家史観の刷り込み」ということになるだろう。最低限、現代国家の領域と古代や中世のそれは一致しないケースがほとんどであること、前近代の国家では支配者と被支配者のエスニシティが違うのが当たり前だったことの2点がわかるようでないと、21世紀の歴史教育とは言えない。従来の問題点を、まわりが変わっているのに用語集が保存したり再生産するようでは困る。

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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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