用語集で気づいたこと

山川世界史用語集(2010年版)を見ていると、いろいろ気づかされる。

・項目の立て方や索引の取り方がこんなにヘンテコだとは思わなかった。これは失礼だが、作る人の専門性にかなり問題がある。そこを大幅に向上させないと、利用者が迷惑する。
「フランドル」と「フランドル地方」が別のページに別の見出しで出ているというのは、ちょっとお粗末ではなかろうか。索引に「徴税権」だけあっても、利用者はどう引くのだろう(本文を見たらディワーニーのことだった)。一部の索引項目には「封建社会(ヨーロッパ)」のように注記がついているのだが、ないものも多い。

・「用語集頻度が高い項目」を見ると、まだトータルは出していないが、アジアの項目(とくに中国)では全教科書が載せているもの(現行では頻度11)が多いように思われる。これには2つの解釈が可能だろう。
a)全体では西洋史の項目のほうが多いから、アジア史は基本項目を盛り込むのが精一杯である。
b)中国史は旧態依然で、ヨーロッパ史のように新しい項目を取り入れようとしてあれこれ試行錯誤していない。
顧凱之なんてのが頻度10(顧炎武はわずか8)というのはやっぱり「古い教養」という気もする。



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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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