スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

資本主義の根本的欠陥

「30分でわかる社会主義・共産主義」の補遺の続きである。
年配の人には常識だが、今の若い人には教えないとわからないだろう。

社会主義・共産主義がアピールした最大の理由は、現実の世界を支配している資本主義を批判し、しかも資本主義の欠陥の歴史的・経済学的由来と克服の展望を示した(ように見えた)点にある。
では「資本主義が本質的にもつ欠陥」はなにか?

・一般的な貧富の格差や共同体の解体以外に、
・無限の自己拡大を要求する「資本」の性質上、あらゆるもの(やサービス)が商品化され、人々には必要以上の消費(とそのために稼ぐこと)が強制されること。そのために生じる際限ない労働強化(少なくとも質的な)と環境負荷の増大[技術革新などでは追いつかない]。
・私的な利潤の増大競争を原則とする社会では不可避となる、侵略戦争や恐慌。
・政治的な「自由」や「民主主義」が究極的には富める者、他人の剰余労働を搾取する者のための「自由」「民主主義」でしかなく、労働者はしばしば生存権すら保証されないこと。

などが主な点だろう。
「ソ連型」「中国型」その他の「社会主義社会」はこれらの解決に失敗した。が、これらの問題をどんどん悪化させていることを見ようとせずに新自由主義の経済・社会を賛美する人々を見ると、ほとんど「阿Q正伝」の世界じゃないかと思う(この「連載」はいちおうここまでで終わりにしたい)。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセス・カウンター
あなたは
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。