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史学雑誌の回顧と展望

「史学雑誌」の毎年5号(出るのは6月か7月)には、「回顧と展望」と称して、前年の日本の歴史学の研究成果を分野ごとに論評する特集が組まれる。
私は毎年、夏の出張の際に「回顧と展望」を持ち歩いて、東南アジア史以外の部分を読むことにしている。
今年も神奈川・宮城に出張した1週間で、なんとか全部目を通すことができた。
(私が主張している「ヒストリー・コミュニケーター」になるには、「史学雑誌」の「回顧と展望」の自分の専門以外の部分にくまなく目を通すことは、必須の勉強のひとつである)

今回(2011年の回顧と展望」)の分野別ページ数を見ると、巻頭の「総説」「歴史理論」のつぎに日本史が183ページ、アジア・アフリカ史が113ページ、ヨーロッパ・アメリカ史が78ページとなっている。この数字は、学生や研究者の数の割合、高校教科書のページ配分や大学入試の出題比率とはけっこう違っているだろう。それらと比べれば「ヨーロッパ偏重」の度合いが低いのはいいことだが、それでも(論文の数が多ければいいというものではないのは当然として)一人で百数十点とか二百点読まねばならない領域があちこちあるのに、ヨーロッパ史には30点とか40点の業績を読むだけでよい領域が複数残っている点は釈然としない。
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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