30分でわかる社会主義、共産主義(その1)

「市民のための世界史」プリントの最後につけている特別付録である。
こういうのが必要な理由は7月21日に書いた。
一部の先生はご存じなのだが、ここで数回に分けて紹介しておこう。
実際はまともに講義すると60分かかる。

1.思想と運動の起源
・18世紀末~19世紀ヨーロッパでの資本主義の発展→「豊かさ」「近代化」とは裏腹な、経済格差の拡大と人間の尊厳の喪失、共同体の解体
・宗教心・道徳心を取り戻せと精神論をとなえるか、社会の仕組み(とくに私有財産制や資本主義など経済的な仕組み)を変えようとするかの選択→後者が「社会主義Socialism」「共産主義Communism」。暴動や協同組合運動などの模索を経て、19世紀後半から政党政治が一般化するなかで「社会党」「労働党」「共産党」などが出現。それらの中にも、貧困の解消や経済的平等を追求する発想と、人間同士の結びつき(コミュニティ)の回復を主目的とするような発想が併存。

最後の部分は一般に、必ずしもきちんと説明されていないが、かなり大事であろう(つづく)。
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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