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3手の読み

将棋を覚えたてのアマチュアには、序盤の「定跡」や中終盤の「手筋」を教えるが、それらを暗記するだけでは実戦に勝てない。実際に駒がぶつかった局面で、敵味方の動きを「読む」力が必要である。その第一歩として、「自分がこうやる(1手目)、すると相手はこうやるだろう(2手目)、そうしたらこちらはこうすればいい(3手目)」という「3手の読み」ができるようになると、棋力がぐっとアップする。しかしヘボはそこまでに至らずに、「この飛車を動かそう」「あの金を取りたい」など自分の都合しか考えない(1手しか考えない)ことが多い。

歴史オタクの学生には、自分の説への反証可能性を考慮する(=敵の2手目を想定する)ことができないために独善的な説を出して、「研究」にならない者がよくいる。

「公務員が気にくわない」「生活保護の受給者がケシカラン」。こういう攻撃でウップン晴らしばかりしている人たちも、自分の感情という「1手目」しか考えていない。この場合は3手目も5手目もそういう手ばかりで、「自陣」(自分たちの暮らし)が強くなるかどうかを考えてみてほしい。あるいは、「本当に強いヤツ」が差し出すそうした「捨て駒」ばかり食いついて、「敵の王様」が詰むかどうかを考えてみてほしい。

マリーンズがまたひどくなってきた。結果は投手が打たれて負けているが、問題は打線や走塁だろう。
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No title

こんばんは。記事を読み、とても共感する場面が多々あり、記事を楽しみにしています。ここを知ったきっかけは、ラーニング・アドバイザーをしている際、大学内の広報誌にあなたが寄稿した記事があり、その内容に深く共感したからです。

今日の記事ですが、やはり他者への視線を持ちえているか否かではないでしょうか。相手の立場に立った行動が取れなければ、商売は出来ません。

だから、serviceは奉仕という訳語になるのではないでしょうか。

今後の記事も楽しみにしています。

Re: No title

> こんばんは。記事を読み、とても共感する場面が多々あり、記事を楽しみにしています。ここを知ったきっかけは、ラーニング・アドバイザーをしている際、大学内の広報誌にあなたが寄稿した記事があり、その内容に深く共感したからです。
>
> 今日の記事ですが、やはり他者への視線を持ちえているか否かではないでしょうか。相手の立場に立った行動が取れなければ、商売は出来ません。
>
> だから、serviceは奉仕という訳語になるのではないでしょうか。
>
> 今後の記事も楽しみにしています。
有り難うございます。お返事が遅れてすみません。
国際交流について私は外大教員時代からたびたび言っているのですが、日本では他者を理解する→その相手の無批判な代弁者になる、といった「悪習」があり、「相手のことを考えない自己本位な態度」との不毛な対立からなかなか抜け出せないように思います。「相手を理解し尊重する、しかし自分の考えもはっきり言う」。そこを変えることにつながる歴史教育をしたいです。
プロフィール

ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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