スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

サラリーマンは日本を代表するか?

日本では、高度成長期がずいぶん昔のことになった現在でも、働く市民といえばサラリーマンとイコールであるかのような言説がきわめて多く見られる。4コママンガなどの世界は、「サザエさん」以来のサラリーマン家庭(家には専業主婦がいる!)が相変わらず主流であるように思われる。政治といえば「サラリーマン目線」が強調される。

だがちょっと考えれば、勤労者の大部分がフルタイムで働くサラリーマンやOLというわけではないことが、簡単にわかるはずだ。膨大な数のパートタイムや非正規労働者。自営業者とその家族。その他その他には日本の主権者としての資格はないのだろうか。

経済活動ですら、サラリーマンだけがしているのではない。
まして地域社会や国際交流などでのさまざまな「しごと」を考えるなら、主婦や退職者、そういう人々を重要な担い手とするNPO、NGOなどの役割はきわめて大きい。
そして家事・育児など、それなしでは社会が維持できない大事な大事な「しごと」。
サラリーマン(とくに男性)は、国民として本来果たすべきそれらの役割の大半を免除してもらっているのだ(もしくは企業社会のなかで、そういう役割をはたす権利を奪われている)。

こういう問題をそのままにして、サラリーマンこそが「あるべき日本人の姿」という前提でものを考えても、日本の再生は不可能だろう。第一それでは、非正規労働者が正社員を攻撃するような「経営者には笑いの止まらない」惨状(企業社会もこんなことでは長期的には維持できないから、笑う経営者は馬鹿なのだが)から抜け出すことができない。


関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセス・カウンター
あなたは
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。