植民地支配をどう理解するか?

「市民ための世界史」第7回小テスト課題は
「19世紀以降の欧米諸国や日本による植民地支配のうち、A.アメリカ大陸やオーストラリア、B.南アジア・東南アジア、C.台湾・朝鮮の3グループについて、それぞれの特徴を説明せよ。支配の善悪を論じるのでなく、支配の方法・手段、その結果おこった「原住民」の運命や植民地の経済・社会・文化的変化などを説明すること」

こういう理解抜きで支配の善悪だけ論争しても、水掛け論にしかならないと考え、力を入れているテーマである。時間の最後に小テストをするのだが、今日の「市民のための世界史III」では、講義がもたついて開始が遅れた上に、いつもよりまじめに詳しい答案を書く学生が多く、最後の学生が答案を提出したのは、終了後ずいぶんたってからだった。

考えるいとぐちとして講義で強調したのは、支配者と被支配者の比率や人口構成だが、「19世紀以降の」というところも注意してもらわねばいけない。
また、経済(秋田茂氏の新書が書いたようなアジア間貿易論やグローバルヒストリーの現在の水準にもとづいて)だけでなく、社会・文化的変化もしっかり書いてほしい。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセス・カウンター
あなたは
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR