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6年ぶりの熊本

熊本県高校教育研究会地歴・公民部会の総会での講演を依頼され、九州新幹線「みずほ」に乗って(そちらが主目的?)、熊本に行ってきた。1999年と2006年に続く3回目の講演である。済々黌の牛嶋先生ほか、見覚えのある先生が何人もおられた。
名簿によると、今回の参加者は100名ぐらいいたようだ。

私の講演内容は先週の学術会議史学委員会(高校歴史教育部会)で報告したのと同工異曲で、「歴史基礎」設立などを含む学術会議の提言を紹介したあと、その実現に必要な大学の教員養成教育や学会の取り組み、阪大歴教研・史学系の最近の活動と「市民のための世界史」の内容・意図などについて話した。
先生方には初めての話が多かったせいか、質問やツッコミはあまり出なかったが、高大連携を教養教育・教員養成教育など大学側を変える方向に活かす、という趣旨には関心をもっていただけたと思う。

昼からの講演だったのだが、午前中には高校生の研究発表会をしたとのこと。これを聞けなかったのは残念だ。
京都の堀川高校「探求科」の生徒のポスター研究発表、神奈川の夏の高校補修などがそうであるように、教員の研修活動に生徒を巻き込むのは、双方にとって意義があると思う。

今回は熊大の鶴島博和先生と学生数名も来てくださった。私や阪大歴教研メンバーが地方に呼んでいただいた際にはなるべく、そこの大学の教員や中高教員志望の学生、他県の先生なども参加できるように、主催者にお願いしている。高校側でもすばらしい授業や研究活動をしている先生・研究会が少なくないのに、それが(全歴研や歴教協などに出ない限り)他県に知られないようなことはもったいないからである。
今回も、以前にお聞きした牛嶋先生たちの世界システム論研究会が、若いメンバーも加えて現在も続いていると教えていただいた。京都の読書会に劣らずすばらしいことだ。与那覇潤さんの『中国化する日本』をテキストとしてお勧めしておいた。

新幹線で熊本到着。市電通りとは反対側に出口ができている。
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今回は市電乗り歩きはできなかったが、Mさんに車で駅から運んでもらう途中にいろいろ撮影はできた。以前は熊本駅前に来るのが2系統、上熊本に行くのが3系統だったが、A系統とB系統に替わったらしい。
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帰りに熊本駅前電停を撮影。JR駅側に線路を寄せ、屋根の下を通って雨でも濡れずに行けるようにしたこと、軌道を芝生にしたことなど、最近一般化した改善策がここでも実現されている。多言語による案内も。
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講演と懇親会の間に速攻で連れて行ってもらった通潤橋。肥後の石橋のなかでも突出した建築とのこと。かつての「熊延鉄道」が路線を延ばせなかった日向国境に近い山間にある。
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懇親会は新水前寺電停近くの、三角の海で釣ってきた魚を毎日食べさせるという飲み屋。途中で再合流された鶴島先生から「たとえば”世界システム”など教師ができない説明を生徒に覚えさせて意味があるか」といった鋭いツッコミも出た。熊大で鶴島先生が学生にやらせている、世界史で教える中身に関する演習のやり方を、もう少し詳しくお聞きしたかったが、最終の「みずほ」で帰らねばならないため時間切れ。
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お世話いただいた先生方、車で案内していただいたMさん、有り難うございました。

帰りの「みずほ」の車内広告で見たベトナム語(ハングルと英語の間)。
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プロフィール

ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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