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東洋史学史

マリーンズは2安打で負け。
貧打は続くどこまでも?
歴史的にオリオンズは打のチームだった時期が長いのだが、マリーンズになってからはほぼずっと貧打に悩んでいる。
どうしたらいいのだろう?

大学ではつぎつぎと授業開始。東洋史の合同演習(全学生・院生・教員出席のプレゼン演習)では毎年4月恒例の、博士後期課程院生による新2回生向け「東洋史学史(日本の東洋史学の歴史)」。前提としてのヨーロッパの東洋学やランケ史学から、現代のグローバルヒストリー、国民国家批判まで(担当院生によってどこに重点を置くかが違うが)、東洋史学の成立と展開を90分で概括するのだから、やる方も聞く方も、これはものすごいトレーニングだ。
*学部生がこれを一度で理解などできるわけがないから、重点の違う入門講義を毎年聴いて、3~4回目である程度わかればいいというのがわれわれの考え方である。史学系共通の「歴史学方法論講義」「歴史教育研究会」なども、同じ精神でやっている部分が多い。個々の授業より卒業・修了までにトータルでどういう知識やスキルを身につけるかが勝負なのである。近年「阪大旋風」がもしおこっているとすれば、カギはそこにあると考える。

もちろん博士後期課程といえどもまだ院生。マルクス主義と戦後歴史学のあたりがよくわかってないとか、ツッコミどころはいくらでもある。「受験に出る事項を羅列するだけの高校の授業」と、レベルは違うにせよやっぱり「名前や語句の羅列」になっている部分が毎年ある。だがそれでも、これだけ幅広く総合的な解説をさせる演習が日本の他大学にあるとは全く考えられない。阪大の若手(しかも別の年度には「漢籍入門」「工具書紹介」などもやらされる)が高く評価されるのは当然だ。

今回のツッコミの方でよかったのは、日本史から参加している院生TS君の、「戦前の満蒙史や南方史などは戦後歴史学の時代にどうなったのだ」という質問。たしかに指導するわれわれもぼんやりしていたのだが、毎年、戦前や現代の部分はそれぞれ工夫しているのだが、戦後の部分は唯物史観と中国史の時代区分論争の紹介に終始していた。これは「植民地学」がどうなったかとあわせて、取り上げる必要がある(どれも、高度成長期ないし80年代以降に形をかえて蘇ってくる)。来年度以降の担当者に期待しよう。
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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