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送別会の季節

カナダから19日に帰って時差ボケが治らないところに、3日連続の送別会・追いコンで、ちょっと疲れた。
20日は文学研究科の教職員の会で森安先生や小林茂先生(人文地理学)の歓送会。
21日は京大の東南アジア研究所で、柴山守さんと杉原薫さんの最終講義+歓送会。
今日は東洋史の追いコン。

団塊の世代が去っていくということはそういうことなのだが、「一時代の終わり」を強く感じさせる。
東南ア研の懇親会のスピーチで立本成文さんが「2人が残した遺産は、地域研究どうすんねん? という問いだ」と言われたのも印象に残った。蛇足で解説すれば、柴山さんの地域情報学、杉原さんのグローバルヒストリーは、いずれも狭い意味の地域研究ではない(むしろ対立する)。

今日の追いコンで森安先生が、阪大東洋史のいろいろな(厳しい、恐ろしい)仕組みを濱島先生と2人で作ってきた--それまでの阪大東洋史はむしろユルかった--ことを話されたが、その森安先生が退職。カナダである「日本人の先生に「このごろは阪大勢が(東洋史の学界を)席巻していますね」と言われたのだが、それは間違いなくこの「両巨頭」が作った教育体制のおかげである。今後それをどう発展させるか、自分も重荷を背負っているのだと、あらためて感じた。

ところで、自分が追いコンで祝われる側だったときを思いだしてみると、
学部卒業時はまったく暗かった。大学院入試は話にならない点数で落ちて、浪人は決めたが大学院をあくまで目指すか高校教員の採用試験に全力をあげるか、気持ちが決められずにぐずぐずしていた。
修士修了時、歴史学のなんたるかがわかって優秀な修論が書けたと思っていた。口頭試問で谷川道雄先生に一撃食らっていたのだが、ベトナム史専門の先生ではないから気にしなかった。こういう思い上がりは、後々までたたることになる。
博士の単位取得退学時は、またまた暗かった。雑誌論文はそこそこの評価を得ていたが、ベトナムに留学しないと本当の研究はできないと思っていた。しかもフィリピンやビルマを研究する仲間がどんどん留学していた。しかしベトナムは行かれない(実際に留学できたのは2年後)。将来展望は立たなかった。

そのころと今とでは状況が違うが、人生いろいろあるものだ、という真理は変わらないだろう。
だから、卒業・修了生には目先の状況に一喜一憂せずに、長い目で成果が出るようにいろいろチャレンジを続けてほしい。
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プロフィール

ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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