スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

江夏豊と林義一

新聞の書評欄に出ていたので買ってみた。「ただの主力投手」と「エース」の違いの議論は、「4番打者」も同じだと書いてある点も含め、大事なポイントを突いている。また落合博満論が、選手・監督のどちらについてもおもしろいのは、「一匹狼」同士の親近感のなせるわざか。
img234.jpg

江夏豊といえば、オールスターの9連続三振(たしか前の年の最後の登板も連続三振を取っていて、通算十何連続三振のはずだ)、日本シリーズの「江夏の21球」など、パリーグがさんざん煮え湯を飲まされた投手だが、高卒2年目でシーズン400奪三振とか、とんでもないピッチャーだったことはまちがいない。球種が少ない分、いろんなことを考え工夫したピッチャーだったことは、本書からもよくわかる。「考えずに投げた」ピッチャーの代表として江川卓をあげているのには吹き出した。かれがブレーブスかライオンズに入っていればそこも変わったのではないかと、今でも考えることがある。

教育という点で興味深いのは、野村克也の話もそうなのだが、江夏が2年目に1年だけ指導を受けていまだに「決定的だった」と言わせているた林義一の話。
大映スターズというチームのエースだった人だ。大映スターズ出身のコーチでは、大杉勝男を「月に向かって打て」と言ってホームラン王にした飯島滋弥という人もいた。オーナーの永田雅一(もとは岸伸介の秘書かなにかをやっていた人。西本幸雄とケンカして1年でクビにした人でもある)を含め、滅びたチームだが大事な役割を果たしていた。現代史の重要なひとこまである。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセス・カウンター
あなたは
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。