アメリカの中国史研究とジェンダー史

昨日、サバティカルでアメリカに滞在中のKさんと、ジェンダー史の教材作りについて電話で長話をしてしまった。先方がSKYPEからかけているというので、SKYPEから普通の電話にかけられることを知った。

ジェンダー史でも農村調査でも、それに資料の電子化でも、日本の学界は遅れているのがショックだったとか。
もっともアメリカはアメリカで、「遅れたアジアで虐げられたかわいそうな女性たち」という度しがたいオリエンタリズムや、名門大のジェンダー史の教員には男性しかなれないことなど、大きな問題があるのだという。

ひるがえって日本の学界の(少数の専門家以外の人々の)ジェンダー史への食わず嫌い、またジェンダーなど新しい領域といえば圧倒的に西洋中心主義であること--なぜ「日本人」が、西洋の理論をふりかざして「遅れたアジアの虐げられたかわいそうな女性」という像を再生産しなければならないのだろう--などはまた、どうしたらいいんだろうか、てな話もした。

ついでに「部分的に正しいことを言ってる」大阪市長の政治をどう批判するかについても話題になった(Kさんも大阪出身)。危険な部分を批判するだけで、「正しいことを言ってる部分」にふれないか、それをインチキだと一蹴する反対派のやり方は、かれを支持する人たちの気持ちを逆撫でするものだろう。

それにしても、「スピード感がすべて」「どんどん言うことが変わるのは気にしない」というやり方は、「テレビの申し子」というべきか。
「緩急自在」という言葉はかれの辞書にはないようだ(テレビですら、水戸黄門型の「偉大なるマンネリ」を含む「緩」の要素で成り立っている部分があるのだが)。

このところ、久々に弁当を作って出勤している。
昨日のカレイの煮付け、今日の豚肉の照り焼き風とも、うまくできた。
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昨夜はまたもや「タンポポ」へ行って、大学院合格者のお祝い。マッコリで酔った。




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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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