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コロナが示す日本の位置

昨日の毎日新聞朝刊(大阪本社発行)の2面コラム「時代の風」は、藻谷浩介氏の「新型コロナの危機対応 剛さと脆さ 教訓生かせ」。日本の現金給付などのトロさと、どの欧米先進国より少ない人口あたり死者数、しかしイタリアなみの医療崩壊の懸念などを概観した後、中国・韓国・台湾やベトナム・タイの状況にもふれ、

「欧米よりは断然優秀だが、アジアの先進・中心地域には大きく後れを取っている現実は、アジア蔑視と欧米コンプレックスを併せ持つ人々に、そうした性根の刷新を促している。

よく言ってくれた。

最後は「一連の経緯を見ていると、太平洋戦争時と変わらない、日本人の剛さと脆さを感じる。個人の意識も現場の士気も高い日本社会は、「剛性」(変化に抗して変わろうとしない力)が強い。しかし情報も論理的判断力も乏しい中枢がボトルネック(制約)を放置し、対処は現場の当事者の精神力に委ねられるので、弱いところから崩れて混乱に陥りがちだ。ボトルネックを正せないがゆえに「靱性」(変化に対応し切り抜ける力)が弱いのである。欧米社会は逆に剛性がないが、事態が進んでからの靱性の強さは侮れない。それらに対し、中韓台はその両方をうまく発揮したのではないか。。。

自粛警察だの政権擁護のツイッターだのやってるひまがあったら、こういうことを考えるべきだろう。そのための手がかりや例題は、いくらでもある。
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プロフィール

ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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