FC2ブログ

連載:終わらない(就職)氷河期

毎日朝刊の連載「終わらない氷河期 疲弊する現場で」
おとといの第1回は「非常勤講師掛け持ち50歳」で高学歴ワーキングプアを取り上げる。紹介された例がフランス文学なので、いかにも理系や財界の人々が「こんな分野でそういう目に遭うのは自業自得だ」とけなしそうだが、日本が先進国でなく中進国である方を好むその手の意見は、みんながよってたかって温存してきた「技術畑以外では博士なんて雇えない」という古い企業や役所の体質に自分で手を貸していることも自覚してほしい。

昨日の第2回は、学校図書館や公共図書館の非正規職員の例。図書館も博物館もみんな職員がどんどん非正規化されてきた。背景にある安直な公務員叩き、なんでも民営化すればよくなるという幻想(⇒だったら国にとって一番大事な自衛隊を民営化しろ!!!)、そして「本が好きなら誰でもやれる」みたいな専門性への無理解(⇒一度ちゃんと分類や管理をするのがどんなに大変かやってみろや!!!)、さらにはこういう「周辺」を切り捨ててある「中核」部分のポストを守ろうとするお役所や学校の保守性(⇒守った人々が最後は「戦艦大和の護衛艦隊無しの沖縄出撃」的状態に追い込まれる)。
関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセス・カウンター
あなたは
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR