バクザンの静けさと新しさ

昨日、ハノイに戻った。
バクザン市(人口約10万)はホテルのインフラやサービスが地方都市にしてはしっかりしており、食事も良くて快適だった。
冬に行ったので寒かったが、町も村もこぢんまりと落ちついたたたずまいで、バイクにあふれたハノイにはない静けさが気持ちよかった。2年前の夏の調査は、猛暑と地元の強い酒のせいで胃腸をやられてたいへんだったのだが、今回はさいわい大きく体調を崩すこともなかった。

李朝期の豪族申氏に関連するカウトゥー遺跡やチュアカオ遺跡、属明期の昌江城(現在発掘中とのこと)や中国王朝の軍と何度も戦ったチーラン(支陵隘)などなど、興味深い遺跡もたくさんあり、バクザン省はもっと注目されていいだろう。省の博物館も立派であるし、案内役をつとめてくれた省の文化スポーツ観光局のDさんはじめ、優秀な文化幹部が少なくない。

古いものの一方で、新しい変化ももちろん押しよせている(インフラ整備自体が国道一号線に沿っており工業団地も出来ているという開発のおかげだろう)。たとえば昔ながらの食べ物や水牛などの「田舎料理」もいろいろ食べたが、他地域の料理屋や現代的な食べ物もいろいろあった。

ソイラック(落花生入りのおこわ)と、緑豆餡入りの大きなバインザイ(餅)。バインザイの大きさがよその2倍ぐらいあった。
P1060215私はソイラックを食べる P1060252いつもの店で夕食。バインザイ持ち込み

フエ名物の辛い麺ブンボー・フエの店。フエ風の太い麺をちゃんと使っており、とてもおいしかった。
P1060147朝食のブンボーフエ

ピザにフランクフルト。ハノイなら珍しくないが。
P1060239ピザやハンバーガー風のものをレンジで温めてくれる  P1060241.jpg

ガトー(ケーキ)もとりあえずまともに見えるのを色々売っていたが、買う機会がなかった。残念。
次は北部・北中部の山地の研究をしたいと考えており、バクザンはぜひまた来てみたい土地である。




関連記事
スポンサーサイト
プロフィール

ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセス・カウンター
あなたは
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR