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ベトナムのサン=サーンス

新年は北部のバクザン市で迎えた。
ハノイから東北に50kmほど。中国(広西)国境に通じる国道一号線がデルタから山に入るところにある。バクザン省は少数民族も多い地域である。私の専門の李朝期では申氏という首長が李氏との婚姻を繰り返し、大きな力をもっていた。
2年前に李陳時代の政治拠点の調査で来たが、今回は近世史の調査。
昨日行った家では、亡くなったばかりの先代(漢方医)が持っていた20冊あまりの漢籍やチューノム本(明命、嗣徳などの版本を含む)を見せてもらうことができ、とても面白かった。今日本屋に行ったら、そこにあったのと同じ「明心宝鑑」(宋代の教訓集)の新しいベトナム語対訳本を、風水や易の本などといっしょに売っていた。伝統村落知識人の世界と近いものが、ドイモイ後に復活している。

今日は日曜日で調査が休みなので、市場に行ってみる。
昼食は同行している院生・学生といっしょに、Piza(ママ)の看板に誘われて入った店で、ピザやらハンバーガーもどきやらフランクフルトやらを食べる。パン類はレンジでチンしてくれ、けっこう食べられる。

午後はホテルの部屋で、リーバーマンの13世紀後半から始まる危機に関する新しい論文を読む。合間に、日本からもってきたサン=サーンスのピアノコンチェルト1番を聞く。日本では無名だが(やや知られた2,4,5番と比べても知られていない。私はシンガポールでCDを買った)、若々しい元気な曲で、心の疲れを忘れさせてくれる。

皆様にとって今年がよい年でありますように。

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プロフィール

ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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