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「大学での学び〜すべての授業に近現代史からの照射を!」 〜2017年「現代史と現代認識に関する調査」をふまえて〜

これも明日。大学新入生の大がかりな調査にもとづく点に価値がある。行きたいのだが。。。

「大学での学び〜すべての授業に近現代史からの照射を!」
〜2017年「現代史と現代認識に関する調査」をふまえて〜
【開催主旨】
私たちは、昨年に引き続き、2017年4月新入生を含む大学生3700名を対象にアンケート調査:「現代史と現代認識に関する調査」を実施しました。
調査は18歳参政権の付与という新たな政治環境のもとで、日本と世界の今日的成り立ちに関する基本的歴史事象に関する歴史認識とともに、日本と世界が今日的に直面する現代的課題に関する大学生の意識と判断思考を問うたものです。
調査は高校時代の現代史履修が現代史認識の差異を生み、戦後の東アジア現代史認識の欠落が隣国との関係のあり方を規定すること、同時に現代認識に対して「どう考えてよいかわからない」、「これまで考えたことがない」とする学生が40%前後を占めたこと、入試学部選択の違いを補完する歴史学習機会が必要であることが明らかにされました。
本シンポジウムは、「現代史と現代認識」に関する調査を通じて明らかとなった今日の大学生の歴史認識と現代認識の意識特性をふまえ、「いま何故近現代史を学ぶのか」「大学における学び~現代と向かい合う学びとはなにか」を問い、学生に対する「すべての授業」で近現代史及び現代認識からの照射を意図した授業を行うことを大学人に呼びかける場として開催します。
【開催要項】
・ 日時:2018年3月17日(土)午後1時30分〜午後5時30分
・ 場所:早稲田大学文学部戸山キャンパス34号館452教室
・ 対象:高校生、青年、大学生、留学生、大学院生、高校教員、大学教職員、一般市民
・ 費用:500円(但し、高校生、青年、学生、院生、26歳未満は無料)
・ 申込: URL:http://unico.s1.weblife.me/sos/
【提題者及び報告書】
・ 「私たちのよびかけ」(会代表:清 眞人)
・ 提題者
a) 「いま何故近現代史を学ぶのか?」 〜青山学院大学 羽場久美子教授:(国際政治経済)
b) 「現代と向かい合う歴史の学びとは何か」〜立教大学 和田悠准教授:(社会教育、社会科教育)
・大学における授業事例報告
a) 社会科学系〜「経営学分野の歴史的視点」:岩手短期大学 高木隆造教授:(労働経済)
b) 社会科学系〜「「現代史と映像」−東京外国語大学における現代史教育の試みと課題」:
東京外語大学 鈴木茂教授:(ブラジル近現代史)
c) 自然科学系〜「医療系大学における歴史教育の現状と必要性」:東京慈恵会医科大学 三崎和志教授:(生命倫理)
【進行予定】
13:00~受付開始
13:30~「私たちのよびかけ」(会代表:清眞人)
14:00~提題者
15:30~事例報告
16:30~調査結果へのコメテーターからの発言、参加者からの質問と意見交換。
17:30~終了予定
【開催団体】:「すべての大学に教養科目『戦後世界史と日本』を!市民ネットワーク」
【連絡先】:戦後世界史市民ネット事務局:大久保 厚 E-mail:imgine1950(a)icloud.com

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【提題者〜タイトル・アプローチ・プロフィール紹介】

羽場久美子氏
タイトル :
「いま何故近現代史を学ぶのか?」
アプローチ:
現代は100年、200年に一度の歴史の大転換期である。賢者は歴史に学ぶ、愚者は経験に学ぶ。
近現代をリードしてきた欧米に変動と危機が起こり、新興国が台頭し不安定さが増す世界であるがゆえに今につながる近現代がどう作られたか、戦争はいかにして起こるか、あなたは何を学び、人生に備えるかを本気で共に考えてみたい。
プロフィール:
1981年津田塾大学大学院国際関係学研究科博士課程修了。国際関係学博士。現在青山学院大大学院国際政治経済学研究科教授。ハーバード大学客員研究員。ロンドン大学,ソルボンヌ大学,ハンガリー科学アカデミー歴史学研究所でも客員研究員を歴任。グローバル国際関係研究所所長。『ヨーロッパの分断と統合ー拡大EUのナショナリズムと境界線―包摂か排除か』中央公論。新社。『グローバル時代のアジア地域統合ー日米中関係とTPPのゆくえ』岩波書店他多数。

和田悠氏
タイトル :「現代と向かい合う歴史の学びとは何か」
アプローチ:
大学の歴史教育を構想する上で示唆に富む千葉県歴史教育者協議会の歴史の討論授業づくりの成果を明らかにしたうえで、担当した1年生の入門演習(主題は現代日本史)の実践を報告し、その意義や課題を考究する。
プロフィール:
2005年3月慶應義塾大学大学院社会学研究科社会学専攻単位取得退学。日本学術振興会特別研究員を経て、現在は立教大学文学部教育学科准教授(社会教育、社会科教育などを担当)、ジェンダーフォーラム所長。千葉県歴史教育者協議会に所属。地域では板橋茶論、くらしにデモクラシーを!板橋ネットワークで活動。著書に『戦後思想の再審判―丸山眞男から柄谷行人まで』(大井赤井、大園誠、神子島健と共編)、『新しい歴史教育のパラダイムを拓く―徹底分析!加藤公明「考える日本史授業」』(加藤公明と共編)など。

【報告者〜タイトル・アプローチ・プロフィール紹介】
高木隆造氏
タイトル:
「経営学分野の歴史的視点」
アプローチ:
経営学の3つ分野である「経営管理論」「経営組織論」「労務管理論」の講義を通じてFテーラー以降の経営学を20世紀の現実の歴史との関係から明らかにする授業を紹介し、その狙いなどについて報告する
プロフィール:
1973年早稲田大学教育学部卒。1982年明治大学大学院博士後期課程単位修得。1990年岩手県立宮古短大教員。現在、岩手県立大学名誉教授。「日本における職場の小集団」(共著)日本評論社「現代経営管理分析の一前提」(共著)日本評論社

鈴木茂氏
タイトル :「現代史と映像」−東京外国語大学における現代史教育の試みと課題」
アプローチ:東京外国語大学は、言語そのものの教育.研究と並んで、現地語を基礎とする地域研究と国際研究を専門として掲げてきた。そのため、入学試験では、一時期を除き、長く「世界史」を必修として課し、入学者の歴史、とりわけ現代史への関心も高い。「現代史と映像」は、そうした学生の関心に応えようとして外国語学部時代に教養科目として創設され、2012年4月に現在の2学部制に移行して2016年度から形式的には国際社会学部の「地域社会研究コース」導入科目として位置づけられているが、両学部の在学者全員に開放されており、1年生を中心に毎年100名程度の履修者を集めている。授業は5、6名の教員のリレー式で、90分2コマ連続で行い、毎回、長編劇映画(一部ドキュメンタリー)を鑑賞し、その前後に講師が歴史的背景や鑑賞のポイントなどについて解説する。本報告では、この授業をコーディネートしてきた経験をふまえ、大学教養教育における現代史教育の可能性と課題を紹介したい。
プロフィール:
1981年 東京外国語大学大学院地域研究科修士課程修了。2001年東京外国語大学外国語学部教授。東京外国語大学総合国際学研究院(国際社会部門・地域研究系)教授。専門:ブラジル近現代史。現在、歴史学研究会:「歴史学研究」編集長。著書『ブラジルの歴史――ブラジル高校歴史教科書』、『ブラジル史』(明石書店)他多数。

三崎和志氏
タイトル :
「医療系大学における歴史教育の現状と必要性」
プロフィール:
1988年一橋大学法学部卒業。99年一橋大学院社会学研究科後期博士課程単位取得退学。2008年岐阜大地域科学部准教授。2014年慈恵医大教授、現在慈恵医大人間科学研究教授。『西洋哲学の軌跡――デカルトからネグリまで』、『西洋哲学の軌跡――デカルトからネグリまで』晃洋書房他多数。
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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