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人文系無用論を利する「ロマンがなくなる」論

久々にブログ記事を書いたら、おおぜいが読んでくれたようだ。
有り難いことだ。
しかしテレビ取材は、必ず「これば教科書本文に載せるべき用語のリストだ、その他の用語も本文以外の場所に載せることは全く反対しない」と念を押したにもかかわらず、放映ではことごとく、「教科書から○○が消える」という扱いになっていたようだ。「教科書のどこにも載せるなとは言っていない」と聞いて、なんだつまらんと取材をやめた局があったが、まだその方が良心的ということか(ため息)。

またテレビの東大教授のコメント、朝日新聞の大学生の投書など、「ロマンがなくなる→歴史に興味が持てなくなる」という反応も多かったようだ。ロマンを無視した科学主義など、われわれは主張していないのだが(これもため息)。。。

とにかくものを単純にしか考えられない歴史好きが多くて、結果はわが論敵の物理の先生とか、人文系無用論を唱える人々を利するだけなのだが。。。

もうひとつ、この期におよんで「用語を制限すると考えさせる材料がなくなる」とか言ってる学者があちこちにいるのがなんとも言えない。そもそも用語一般を制限しろとは一言も言っていないし、そういう先生にはぜひ教科書本文や入試の用語無制限で高校歴史教育を考えさせるものにするする魔法を考え出して、われわれを救ってほしいものだ。
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プロフィール

ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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