明日の阪大歴教研

もう明日だ!

大阪大学歴史教育研究会第106回例会につきまして、以下の通りご案内申し上げます。

日時:2017年6月17日(土)13:30~17:30

会場:大阪大学豊中キャンパス文学研究科本館2階大会議室

プログラム:
【1】梅津正美(鳴門教育大学大学院学校教育研究科教授)
「市民的資質育成における歴史教育-歴史授業改革論の位相-」
【報告要旨】
 学校歴史教育の基本的な性格は、市民的資質育成教育(民主主義社会の形成者としての市民に求められる資質・能力を育成する教育)であると規定し議論を展開したい。
 主に社会科教育学会において、市民的資質育成の観点から歴史授業改革論として主張されてきている、①理論批判学習、②解釈批判学習、③解釈構成学習、④規範反省学習、⑤価値判断学習、⑥社会形成学習の6類型の特質と課題を紹介することを通じて、目標とする市民的資質(資質・能力)の単元・授業レベルでの規定と内容・方法とを一貫して論じる方法論に基づく各改革論の位相を明らかにする。すなわち、これらの改革論が、過去の出来事の教授という伝統的な歴史教育観への批判を共通の認識としながら、歴史認識から社会認識へさらに社会形成へ、事実・価値二元論から事実・価値一元論へ、知識の合理性から知識の正当性への転換に対応しながら展開してきていることを論じる。本議論のまとめとして、各改革論を踏まえながら、高校を中心に学校歴史教育課程のあり方を展望する。

【2】高大連携歴教研第1部会WG
「世界史用語の精選について」
 ・矢部正明(関西大学中等部・高等部教諭)
 ・伊藤一馬(大阪大学大学院文学研究科助教)
【報告要旨】
 2022年度からの「歴史総合」および「日本史(世界史)探究」科目の新設は、世界史・日本史を別科目とするこれまでの枠組みを崩し、かつ歴史「で」考えることを重視する姿勢を鮮明化した。一方、高等学校の現場からは膨張する歴史用語の説明に追われ、歴史的思考力を育成する授業を行う余裕がないという声も多くあがっている。こうした現状をふまえ、高大連携歴史教育研究会第1部会ではワー キンググループを立ち上げ、歴史用語の「精選」 案の作成を進めている。
 本報告では前回例会における日本史用語精選作業の中間報告を受け、世界史用語精選作業に関する中間報告を行う。参加者との討議を通じて、成果と課題を共有し、7月末の高大研第 3回大会で、よりよい用語精選案を提示できればと考えている。
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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