共謀罪と韓流ドラマ

またまた忙しくてブログまで手が回らないうちに、共謀罪も国会を通過してしまった。
呆れるしかない。そこまでして日本を二流の権威主義国家にしたいか。
そこまでして「アジアで唯一の近代国家」という過去の栄光にしがみつきたいか。

そういう怒りばかり書いてるわけにもいかないので、FBにも書いた話題をひとつ。

CSで韓流ドラマ「千秋太后」を見ているうちに思い出した(まだ愛人になるキム・チヤン[金致陽]と出会ったばかり)。これは私が『中世大越国家の成立と変容』(第七章「一族の事業としての陳朝」)の大越と日本・高麗の王室族内婚の共通点と差異を論じた部分で取り上げた人物(献哀王太后)ではないか。あのへんの数代については『高麗史』から自分で系図を作ったのをすっかり忘れていたw。「女性大活躍」と「渤海・女真・契丹問題」「高麗内部の新羅系勢力」などをからめたドラマだが、これをみるとベトナムの皇太后ドラマも十分できるを、あらためて思う。とりあえずドラマを作るなら、族内婚の時期ではないが、夫の亡き後に幼子をかかえて権力を握った10世紀末の楊太后とか11世紀李朝の倚蘭夫人=霊仁皇太后あたり。楊太后や霊仁太后が宋軍をばったばったと切り捨てるなんていうのもできそう。霊仁太后に仕えた名将李常傑(宦官と信じ込まれているが疑う余地がある)を太后の愛人だったという設定にしたりすると、ベトナムで暴動がおこるかな? 夫の死後に愛人に権力を握らせ「悪女」とされる皇太后の立場の「大胆な見直し」なら李英宗の母親の感聖皇太后。
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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