日本人がノーベル賞で大騒ぎするわけ

2,3日前の毎日新聞にこういう記事が出ていた。
ノーベル賞を日本人がもらうと大騒ぎをする(しかしほかの権威ある学術賞をもらっても注目されない)のはなぜかを分析したものだった。

それによると、二つの解釈があるという。
第一は明治以来の「西洋に認められたい」という心理。
第二はバブル崩壊後の停滞で自信を失った日本人の自信回復。

しかしこれは、おんなじことじゃないだろうか。
要するに自分に自信がもてない。コンプレックスが強い。そして自分自身に自分を評価する基準がない。
だから他人にどう思われているかがすごく気になり、けなされれば落ち込んだり逆切れするし、認められると異常にはしゃぐ。

脱線だが、私が何度もしてきた話に「歴史学にもノーベル賞か高校生オリンピックがあって日本人が受賞すれば、歴史はいらないなどという話は--歴史を学ぶことは役に立つかどうかなどこちらから説明しなくても--吹っ飛ぶ」というネタがある。
ところが残念なことに、ノーベル歴史学賞や高校生歴史オリンピックはまず成り立たない。それはなぜか、歴史を専門に研究または教育する人は考えておくべきだ。
明日から始まる特殊講義のイントロは歴史教育の話をするので、受講生にも聞いてみよう。
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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