5割を一度も切らなかったチームといっても。。。

ネットの記事によると、今季のプロ野球で一度も勝率5割を切っていないのはマリーンズだけだそうだ。

現在70勝68敗3分けだが、しかしこのまま行くと最終勝率は5割になる可能性がきわめて高い。プロ初登板とかいう投手たちにサクサク押さえられる今日の試合を見ていると、かりにそれが「CS前の死んだふり」だったとしても、残り2試合に1勝できる確率はかなり低いだろう。
一時は貯金が15あったのだが。

たびたび書いているが、ファイターズやホークスとは、まずドラフト戦略が対照的だ。
強い球を投げる、強く振れる、早く走れる選手を取ろうとする両チームと違い、マリーンズは「小粒な即戦力の技巧派」が大好きだ。それはめったに「大化け」しない(それならそれで徹底して左打ちばかり集めるイーグルスのようなこともしない)。
野手は高卒をどんどん育て、投手は大学・社会人のパワーピッチャーを粗くてもいいから取るファイターズとの差は、とくに際立つ。

試合運びも、西川遥輝や中島卓也に代表されるファイターズの嫌らしい攻撃とくらべ、マリーンズは正直で淡白な攻撃があまりに多い。小粒とはいえ俊足の選手を揃えていながら「小技で揺さぶる」攻撃がほとんど見られない。強力な1番がいない、クリーンアップが非力である、などの弱点が何年たっても解消しない。落合博満が追い出されたあと、首位打者は何人か出したが、かれらは決して毎年続けて打ちまくることがない。

ナバーロが怠慢プレー連発の「不良外国人」で終わってしまったのも、そうなる可能性が最初から見えていたのに「普通の日本的対応」しかしなかった首脳陣・球団の責任が半分あると思われる。性格が違うとはいえレアードをうまく使った栗山ファイターズとはえらい違いだ。

もちろん4年で3回Aクラスというのは、たとえばバファローズと比べても立派なのだが、これだけ上位2強と明瞭な差があって、毎年「秋ロッテ」の「下克上」だけに期待をかけるというのは、正直切ない。リーグ1位になっていない期間が両リーグで一番長いのはマリーンズだ。

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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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