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留学生向けの日本史の授業

今日は6セメスターに1回回ってくるOUSSEPという全学の留学生向けの英語の授業の初回。文学、哲学など文学部の各専攻グループが順に半年ずつ担当するもので、今期は日本史・東洋史・西洋史・考古学の計5人で3回ずつ担当する。東洋史の田口さんがコーディネーターで授業タイトルはHistory Matters: A Japan Perspective. 歴史にどんな意味があるか、日本の学者の視点を語るというわけだ。私自身のタイトルはJapanese History Seen From Maritime Asia。前回は東南アジア史を話したのだが、留学生は圧倒的に日本史に興味がある(しかし日本史の教員がみんな講義を引き受けるわけではない)ので、今回は「アジアの中の日本史」ネタにしたわけである。

今日は前半に日本の歴史学と歴史教育の特徴、後半に古代日本社会の基本的特徴について話した。前半はAAWHやピッツバーグの世界史カンファレンスでしゃべったものの要約(阪大史学の特徴も、歴史教育はほぼカットしたがグローバルヒストリーなど研究面の特徴について詳しく話した)。本論である日本史・アジア史理解の前提というだけでなく、「日本の学生はなぜ第二次世界大戦などの話題について語れないし語ろうとしない理由の説明にもなる」と言ったところ、予想通り身を乗り出す留学生もいた。

後半は「海で囲まれて外部からの攻撃や影響を受けることの少ない孤立/自立した島国」というのがいかにウソであるかを、朝鮮半島や中国との恒常的な対外交流・抗争、それに古代日本の家族制度や権力構造の東南アジアとの共通性という2点をとりあげて解説した(女帝の話などいつものパターン)。
しかし、年末からほかの仕事にかまけて準備をズルズル延ばし、ぎりぎりでパワポを完成させたがやっぱり準備不足で、後半とくに東南アジアとの共通性という一番大事な部分が駆け足になってしまった。反省。

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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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