CSCDの授業

月曜6限の「歴史の構築学」
教員、手伝ってもらっているポスドクやRAの院生、正規に受講している院生、学部学生、社会人など合わせて
16~17人の授業である。歴史や考古学の学生は4人ほどで、工学、理学、法学、人間科学などいろいろな研究科・学部から学生が来ている。私の設定や誘導がまずくてわけのわからない討論になることもしばしばだが、それでも楽しい(別に機会に聞いたCSCD科目受講者のアンケート結果でも、他の専門をもつ学生・院生と知り合える点がかなり評価されている)。

グループ討論やグループ発表をして、合間にゲストスピーカーも呼ぶのだが、初めの数回はおもにグループ討論で、歴史研究や歴史の専門教育の他分野と比べた特徴、他分野とどんな共同が可能かなどを議論してもらった。
今週は歴史研究の意味について、工学、法学の学生や社会人の技術屋さんを含むグループが、とてもいいことを言っていた。
歴史学の院生が全員研究者になるのは正しいかどうか疑問だが、理系を含む各分野に歴史を研究する人間が必ず一人いるべきだ、そうするとその分野のマイナスを防いだりブレークスルーの道を見つけるのに役立つ、というような意見だったと思う。

歴史学が「失敗学」の重要な構成要素たりうること、また大き流れを見るとか温故知新などの能力がブレークスルーにつながりうることは、わかりやすい理屈だろう。

火曜の6,7限は隔週のオムニバス授業「メディア技法と表現リテラシー」の担当が回ってきた。
「CSCD入門」的な授業である。
私はなにをするか悩んだあげくに、今年度は1・2学期ともプロ野球(日本の)についてテーマを決めてグループ発表をさせることにした。5つテーマを出して選ばせたのだが、今期は「A球団や親会社の歴史」「C関西のプロ野球」の選択者がいなくて、「Bメディアやマンガ・アニメとプロ野球」「D日本プロ野球の海外とのつながり」「E科学技術の発達が選手や試合に与えた影響」の3グループが発表をおこなった。1時間目に携帯やパソコン、私が持ち込んだ資料などで調べてパワポを作り、2時間目にそれぞれ発表するという形式なのだが、今回はそれぞれクリヤーにまとめていた。受講生に野球ファンが特に多いわけではないのだが、それぞれうまく調べる点はさすがである。マンガやアニメにみんなが強いのはある意味当然だが、1学期も2学期も、理系院生の用具の技術とかトレーニング方法などの話が、私には参考になった。

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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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