阪大歴教研11月例会

実は今月は創立10周年。よく続いたものだ。

大阪大学歴史教育研究会第91回例会につきまして、以下の通りご案内申し上げます。

日時:2015年11月21日(土)13:30~17:30

会場:大阪大学豊中キャンパス文学研究科本館2階大会議室

プログラム:
(1)清 眞人(きよし まひと、「戦後世界史市民ネット」代表・元近畿大学文芸学部教授)
「「戦後世界史市民ネット」の試行錯誤の歩みと問題提起」
【報告要旨】
「戦後世界史市民ネット」は、「すべての大学に、教養科目『戦後世界史と日本』を!」という問題提起を日本市民におこなうことを目的として、1970年前後に早稲田大学で青春を共にした数人の人間が核となって立ち上げた小さな市民運動です。まず昨年8月9日に 「いま!ふたたび反戦歌を歌う集い」を早稲田大学構内で開催し、11月8日には三名の提題者による小さなシンポジウムをおこない、運動の口火を切りました(ホームページURL:http://unico.s1.weblife.me/sos/  FaceBook :https://www.facebook.com/sengosekaishi)。私たちがどんな問題意識からこの運動を始めたのか、またその過程でぶつかった様々な問題と経験を通して、およそ一年数か月を経た現在、上記のスローガンのなかの「戦後世界史」を「20世紀史」に替え、「20世紀史」に関わる教養がどの程度いまの学生たちに蓄えられているかを調査する一大アンケート運動を諸大学で展開するという構想に辿り着いた経緯、それを報告させていただきます。会場の皆さまとの旺盛な意見交換を切に願っています。

(2)秋田 茂(大阪大学大学院文学研究科教授)
「社会経済史学の新たな展開―グローバル経済史の登場」
【報告要旨】
21世紀になって、社会経済史学は「復権」しつつある。その契機となったのが、2000年に出版されたK.ポメランツのGreat Divergence(『大分岐』名古屋大学出版会、2015年)が投げかけた「近世」の見直しである。「大分岐論争」は、ウォーラーステインの近代世界システム論にも見直しを迫り、新たな世界史像の構築が求められている。日本の社会経済史学会は、10年おきに学界の「課題と展望」を取り上げた論叢を出版してきた。本報告では、まず、50周年(1984年)と80周年(2012年)の二つの記念論叢の比較を通じて、1970年代からの社会経済史の研究動向の変遷を明らかにする。次いで、最新のグローバル経済史研究の現状を紹介し、21世紀における「課題と展望」を考えてみたい。
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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