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人文学で改めるべき点はどこか

帰宅して夕刊(毎日新聞)を見ると、国立大学の中期計画素案で33大学が文系改編を計画しているというニュースが一面に出ている。

だが下の記事で紹介したネット記事を見れば明らかなように、「人文系は就職に不利」は神話に過ぎない。
では、どこがいけないのだろうか。
それは哲学や歴史や文学がいらないという話ではない。企業の採用担当者に聞いても、そういう素養が無意味だと答えることはあまりないはずだ。

いつもの繰り返しだが問題は2つ。
第一は古い日本イメージやヨーロッパ崇拝ばかり再生産するような学問内容。
第二は、教える側の「専門」を優先して授業内容を決め、体系性もなにもない授業群から学生が自分で何かをつかめという、19世紀のインテリ像に安住した教育方法。

交通に例えれば、第一は自動車や高速道路をどんどん増やすのがいいことだ、という発想のままでいる状態。
第二は、旅客の流れより車両の効率的運用を優先した旧国鉄のやりかた。

そんなことはない、われわれは改革をしている、という猛烈な反論が大学教員から出るだろう。が、それは高校教育と同じことだ。「教える技術」はすばらしい先生がいるだろう。が、全体としての中身は、「今までの枠組み」を脱して別のあるべき枠組みに、根本的に移行しているわけではない。
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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