アンコールとバガンは理想郷?

NHKスペシャルで土曜日にアンコール遺跡、日曜日にバガン遺跡(これまでの教科書では英語式に「パガン」と書かれていた)の特集が放映された。私は日曜日はその時間に見たが、土曜日は歴教研(のあとの懇親会)の時間に録画していたものを、今夜ようやく見ることができた。

映像はいろいろいいのがあった。しかし、知っている学者さんもつぎつぎ出てきたので言いにくいが、説明はひどい。
より必要な解説と一部のツッコミは、この画面の右にもリンクの張ってある「日本ベトナム友好協会大阪府連合会ツイッター」に書いたので興味のある方はご覧下さい。アンコールの場合でいえば、京大東南アジア研究所の農学者たちが長年研究してきた成果はいっさい無視され、東南アジア稲作の現場を知らない西洋人の学者などの説がもっともらしく紹介されている。アンコール・バガンの2回とも、同時代のヨーロッパが野蛮だったことを強調していたが、東南アジアについて西洋人の説をありがたがるのでは、「西洋中心史観」から抜け出したことにならない。
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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