属国とはなにか

安倍政権がアメリカの冊封を受けていると書いたら、それならならどうしてTPPがまとまらないんだというツッコミがあったが、「属国になったら宗主国の要求が100%なんでも通る」というものではない。だから「100%要求を通してないから我が国は属国ではない」と言っても属国でない証明にはならない。

ところが日本では、近代の属国はもちろん前近代の中華帝国の朝貢国ですら、ひとたびその地位に置かれたら宗主国のいいなりに100%ならねばいけないと思い込んでいる(たぶん遣唐使の時代から?)。これがナイーブすぎるのである。

そして属国の政権は通常、自分が宗主国に服従していることを隠して「いや対等なんだ」といい、宗主国の干渉は「干渉ではなく善意の援助だ」と言いつくろう。そうしなければ国内の反抗に遭うからだ。



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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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