大学入学前に身につけてほしいこと

今年は歴史教育がらみの出張などがいろいろあったため、学期末の採点がなかなか終わらない。
例年のことだが、今年も(教室で注意した事柄も含めて)無神経なレポートが多い。

・レポートには表紙をつけてもつけなくてもいいのだが、いずれにしても冒頭部分に科目名、自分の氏名・所属・学籍番号などを書くのが常識だろう。しかしこれができない学生が少なくない。
・複数の課題がある場合、いくつかの課題から自分で選んで解答する場合などに、その課題の番号を書かずにいきなり本文を書き始めるレポートが少なくない。同様に「現在の東南アジアの国をひとつ選び、20世紀初頭から現代までの歴史について、それぞれの時期の世界の動きとの関係に注意しながら説明せよ」という課題で、(理由までは書かなくてもいいが)どの国を選んだか書かずにいきなり「20世紀初頭のベトナムではファン・ボイ・チャウが現れて...」などと書き始めるレポートもよく見かける。
・その他、たまたま見たネット記述や参考文献が講義内容と矛盾していないかチェックすることなど夢にも思わずネットや参考文献の丸写しをして平気な学生、参考文献の出版時期に気を配らず現在では無意味になったり間違いが証明された記述を丸写しにする学生なども跡を絶たない。

初等・中等教育になんでも押しつけてはいけないことは重々承知だが、こういうことでは高卒で会社員になっても困るはずだ。高校までで身につけて大学に来るようにしてほしい。
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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