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日清戦争の(真の)相手はロシアか?

今朝の毎日新聞コラム「風知草」
http://mainichi.jp/m/?JHsfqB
に以下の一節がある。

日本人の多くは、日清戦争も日露戦争も、すべて日本の一方的な加害行為、侵略戦争だったという解釈を受け入れがたい。
 両戦役は19世紀以来の欧州列強の東漸、ロシアの南下を背景にしている。それに対抗した歴史を日本の加害性のみで説明するのはいかにも自虐的だ。
 が、満州事変は違う。悲惨な第一次大戦に懲りた欧州で武断主義、領土拡大への反省が広がったころ、日本は満州(中国東北部)を侵略し、かいらい国家をつくって孤立した。
 これは内外の史家の間に定着した通説だが、これさえ否認するのかという疑念が安倍政権不信の中核にある。首相は「侵略」2文字の否認に固執せず、政権とその支持者が、あたかも日本無謬(むびゅう)説に凝り固まっているかのような国際的誤解を解いてほしい。

満州(正しくは満洲。この場合の洲は「州の旧字体」ではない)事変以下のくだりはいいとして、問題は日清戦争。
ロシアの南下ももちろん事実だが、大日本帝国が朝鮮でぶつかったのは、東アジア型の帝国から「ヨーロッパ的な国民国家を土台にした近代帝国」に変身しようとする清朝だった、という面を重視するのが今の学界の定説だろう。
この点が意識されていないのは、強以外の対抗相手を見ようとしない明治以来の大衆的歴史認識の弊害か。
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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