毎日の世論調査結果から見えるもの

内閣支持率35%、不支持率51%という全体の数字よりも、回答の性差が面白い。
http://mainichi.jp/m/?57DhcB
http://mainichi.jp/m/?pT3vCx
男性が支持43%、不支持49%であるのに対し、女性は支持30%、不支持52%と大きくバランスが崩れている。

安保法案に対して、男性は賛成が39%あるのに女性は19%しかない。
今国会での成立にも男性の賛成が34%であるのに対し、女性の賛成は65%。
安保法案が成立したら抑止力が高まるか戦争に巻き込まれる恐れが強まるかという問いに対しては、
「抑止力が高まる」男性41%、女性18%
「戦争に巻き込まれる」男性53%、女性72%

この比率がくっきりと示すのは、安保法案が「昔風の強い男のプライド」を守ろうとする法案だということだろう。
それを女性が圧倒的に拒否していることに対し、「女は情緒的判断しかできない」と見るのがこの法案の支持者だろうが、さて、そういう考えは「女性が輝く社会」を作ることと矛盾しないだろうか。

というか、そういうプライドにふさわしい男性像が成り立つとしたら、それはいろんなものを背負い込まねばいけないはずだが、その覚悟はあるのだろうか。たとえば自分自身が率先して戦場に立つ覚悟。
自分は安全地帯にいて、「だれかにやらせよう」と思ってるようなヤツに限って、威勢のいい強硬論をぶち上げるというのは、歴史上によく見られる事態ではあるが、やっぱり見苦しい。
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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