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変化球の続き

昨日の変化球の続き。
外交官や諜報活動家というのは、語学について、会話能力と政治・経済や法律などの硬い文章を読み書きする能力の両方を持っていなければつとまらない(両者は全く別の能力である)。
ところが現実の外語系の学部に集まる学生の大半は、後者の必要性を認識していない。それでも偏差値の高い西洋諸語ならトレーニング次第でなんとかなるが、アジア・アフリカ諸語の学生は偏差値が低くて、そもそも日本語で政治・経済や法律などの文章が十分理解できないのだから、外国語でそういう能力などつくわけがないというケースが跡を絶たない(教員側に教える体制・能力がない言語も多い)。
それでも需要があるから一定数が外交官やビジネスマンになるのだが、翻訳や通訳の現場で「おいおい」と言いたくなる経験を何度となくしや(私のベトナム語が素晴らしいという意味ではない。かれらの日本語がお粗末なのである)。  

他方社会科学系や人文系の学部はといえば、今でも世界中の仕事が英語とドイツ語やフランス語だけで片付くと思っていたりなんかする(それ以外の「特殊言語」は外国語系・国際系の学部に行く「変わり者」にやらせておいて、必要なときだけ助けを借りればよいという発想)。どうやらそれではまずいようだと気づく人が増えてはいるのだが。  
非民主国家では現実に必要な国・地域の学習に優秀な学生を強制的に割り振るのだが、日本は「自由だから」というよりはリーダーも一般庶民も欧米の特定の国だけ見ていればいいと考えているから、学生の分布の明治以来のアンバランスが是正されないままできた。  

ここまでは実は、私が大学批判としてこれまでも散々書いてきたことだか、皮肉なことにこれは、日本の「戦争する能力」を著しく低めている。 現政権や日本国民の多数が、万一日本を「戦争できる国」にしたいのなら、ここを変えないと大変なことになる。
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プロフィール

ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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