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TPPと日本農業

このブログは「はしズム」の批判をするとアクセスが増えるようだ。
困っている人が多いのだろう。
教育現場では、ポピュリズムの恐ろしさをもっときちんと教えるべきだ。
古代ローマの無産市民とかなんとか、材料はたくさんある。

それはさておき、「二大政党制万能論」「民間企業のやりかた万能論」などとならぶ単純な議論に「農業の大規模化万能論」というのがある。この間議論を呼んでいるTPP(環太平洋パートナーシップ協定)についても、推進派は「農業も大規模化して競争力をつければ大丈夫だ」という一般論だけをひたすら繰り返している(としか思えない)が、この人たちは2つの具体的な問題を避けて答えない。

・大規模化しようにも物理的に不可能な中山間地の農業はつぶれてもいいのか? 日本は山国である。
・平野部で大規模化しても、しょせんアメリカやオーストラリアよりはるかに小規模なものでしかないし、諸外国とはコストが1ケタ違うような作物が多いのだから、発展途上国並みに農産物輸出に照準を合わせた為替レートの設定ができないかぎり、ごく一部を除いてやっぱり諸外国に対抗はできないのでは?

このへんを無視して、アメリカの都合や中国への対抗だけでTPPを語るのはフェアでない。

現代歴史学の常識から言えば、英米型の大規模化はヨーロッパでも一般的でない。
また人口密度密度が高い東アジア稲作地帯は小規模家族経営(プラスの面がたくさんある)を土台に近代化を実現した地域であり、大規模化には世界中でもっともなじまない地域である。
「小農社会論」「勤勉革命論」を政財界やマスコミの人々の必修項目にすべきである(阪大歴史教育では秋田茂さんと2人で何度となくしゃべったネタ)。

ニャンパターンの一般論はもういらないニャン
P1030521阪大学バス乗り場で

今夜のクラシカ・ジャパン「20世紀の巨匠」はソロモンのベートーヴェン「熱情」、クラウディオ・アラウのベートーヴェンのソナタ32番ハ短調、同じくシューマンの謝肉祭など。どれも高校生から大学生のころに夢中になった曲だ。セピア色の下宿生活の記憶。そのときは暗くても、明るい未来を信じられた時代。

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プロフィール

ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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