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四条通の大渋滞

京都の四条通が車線を削減し歩道を拡幅していると娘から聞いていたが、今日の毎日新聞夕刊(大阪本社版)社会面にはこれについての大きな記事が出ていた。
従来の自動車優先の道路整備を見直し、周辺の混雑を緩和して観光客や買い物客の利便性を高め、中心地の活性化につなげる狙いで、川端~烏丸間の四条通を片側2車線から1車線に減らす工事をしているのだそうだ。ところが花見の時に渋滞が悪化したので、市はGWに四条通のバス停を河原町通りに移動する、今秋からはカーナビ地図に主要ルートとして四条通が表示されないように業者に要請する、などの対策をとっているとのこと。

もともと京都の主な通りは、ふだんから渋滞が多い。そこでただ車線を減らせば、渋滞がひどくなるのは当然だ。おまけに記事によれば、外国人観光客の増加などで、来訪する観光客そのものが予想より増えているのだそうだ。市の調査(いつのか記事が不明確だが)によると、通過する一般車両の半数は他府県ナンバーの車だそうだ。

ただし、そこで車線を元に戻せという話にはならない。マイカーを減らして中心市街地を活性化させるという考えは、今や世界標準である。とくに京都のような古都はそうである。
記事の最後に「観光客が増えることは大変ありがたいが、GWに他府県から訪れる場合は、四条通を車で通行することは避けてほしい」という市の呼びかけが載せられているが、こんなもんでは効果はないだろう。

必要なのはヨーロッパで当たり前にやっているような、中心の一定範囲にはマイカーを入れなくする(市の外郭部に大きな駐車場を作り、そこから都心部までLRTなどの公共交通機関を頻繁運行する、中心部は広い範囲を歩行者天国にする、というのが定番)方法だろう。「断固たる措置」は周辺諸国との紛争で振りかざすより、こういうところでやる方がよほど効果がある。
そもそも観光シーズンの京都にマイカーで観光に来るなど、非常識である。マイカー以外で観光する人々や地元の人にかける迷惑がどれほどのものか、わかっているのだろうか。

北アルプスにも富士山にも自由に自動車で登る国民の権利を認め、そのための道路を整備するという話があるだろうか。それと京都は別だと考えるのは、本当に理屈に合っているだろうか。国民の発言や思想の自由を制限することに熱心な政治化も、マイカーで京都に迷惑をまき散らす「権利」にはえらく寛容なのは、自由や権利の意味を勘違いしているとしか思われない。
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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